「明日までお願い」と言われて、内心「無理」と思っていませんか
夕方、突然「明日までにこれお願いできる?」と頼まれた瞬間、頭の中は真っ白。今日中に終わらせなきゃいけない仕事があるのに、どうすればいいのか。断りたいけど、嫌な顔をされたら評価が下がりそうで怖い。そんな経験、ありませんか。
実は、断り方次第で印象は大きく変わります。今回は、好感度を下げずに「明日までお願い」を断る例文と、相手を納得させる代案の出し方をご紹介します。
断る前に確認すべき3つのポイント
①本当に断るべきか、優先順位を整理する
まず冷静に、今抱えている仕事と比較してください。明日の締切がある仕事、上司から直接依頼された案件、取引先対応など、どちらが優先度が高いかを判断します。もし新しい依頼が本当に緊急かつ重要なら、他の仕事を調整する選択肢もあります。
②相手の依頼背景を理解する
「明日まで」と言われた理由を確認しましょう。取引先からの急な要望なのか、単に相手が早く片付けたいだけなのか。背景がわかれば、断る際の説得力も増します。
③代案を用意してから断る
「できません」だけで終わると、相手は困ったままです。「◯日なら対応できます」「△△さんなら手が空いているかもしれません」など、代案を添えると印象が全く違います。
【シーン別】好感度を下げない断り方の例文
パターン①:上司から頼まれた場合
上司からの依頼は断りにくいですが、現状を正直に伝えれば理解してもらえます。
ただ、現在◯◯の案件を明日午前中までに仕上げる必要があり、
今日中に対応するのが難しい状況です。
明後日の午前中であれば対応可能ですが、いかがでしょうか。
パターン②:同僚から頼まれた場合
同僚相手なら、もう少しカジュアルに、でも誠実に伝えましょう。
◯日なら対応できるけど、それじゃ遅いかな?
もし急ぎなら、△△さんに相談してみるのはどう?
パターン③:取引先から頼まれた場合
取引先には、丁寧かつ具体的に現状を説明し、代案を提示します。
大変恐縮ですが、現在進行中の案件があり、
明日までのご対応が難しい状況でございます。
◯日の◯時までであれば確実にお届けできますが、ご調整いただくことは可能でしょうか。
取引先への納期調整については、こちらの記事でも詳しく解説しています。
パターン④:緊急性が低いと判断した場合
相手の依頼が本当に明日必要なのか疑わしい場合、理由を確認してから返答します。
確認なのですが、明日までに必要な理由を教えていただけますか?
状況によっては他の業務を調整できるかもしれません。
パターン⑤:どうしても断れない時の調整案
断れない状況なら、作業範囲を限定して引き受ける方法もあります。
ただ、明日までですと◯◯の部分までの対応となりますが、
それでもよろしいでしょうか。
残りの△△については◯日以降に対応させていただきます。
仕事を頼まれた時の断り方全般については、こちらの記事も参考になります。
やりがちなNG例
良かれと思った対応が、かえって印象を悪くすることもあります。
【NG①】曖昧な返事で引き延ばす
「ちょっと考えさせてください」と曖昧にすると、相手は他の人に頼むタイミングを失います。断るなら早めにはっきり伝えましょう。
【NG②】理由を説明せず「無理です」だけ
「無理です」だけだと、やる気がないと思われます。現在の状況を簡潔に説明すれば、相手も納得しやすくなります。
【NG③】代案なしで断る
「できません」で終わると、相手は困ったままです。「◯日なら可能です」「△△さんなら対応できるかもしれません」など、代案を添えましょう。
失敗しないためのワンポイント
断る前に「ありがとうございます」を添える
依頼されたこと自体には感謝を示しましょう。「ありがとうございます。ただ、現状では…」と始めると、相手も受け入れやすくなります。
断った後のフォローを忘れない
断った後、「他に何かお手伝いできることがあれば教えてください」と一言添えると、今後の関係が良好に保てます。また、提案した代案が採用された場合は、進捗を気にかける姿勢も大切です。
普段から自分の業務状況を共有しておく
日頃から「今週は◯◯の締切があって忙しい」と周囲に伝えておくと、急な依頼をされにくくなります。断る際も「先週お伝えしていた件で…」と説明しやすくなります。
まとめ:断ることは悪いことじゃない
「明日までお願い」と言われても、無理なものは無理です。大切なのは、現状を正直に伝え、代案を添えて断ること。それができれば、好感度を下げることなく、むしろ誠実な人として評価されます。
断るのは勇気がいりますが、この記事の例文を参考に、少しずつ実践してみてください。自分のペースを守りながら働くことが、結果的に仕事の質も人間関係も守ることにつながります。